こちらのステップはあくまでイメージであり、期間に関してはご利用者の意向や状況に応じて柔軟に対応いたしますが、第一ステップ開始から第三ステップ終了まで、おおむね三年間ほどを想定しております。
また、これらの流れをすべて当事業所が行うわけではなく、ご利用者のご希望を踏まえ、必要に応じて他機関と連携や併用をしていただきながら、最適な就労へのプランをご案内させていただきます。
第一ステップ
個別支援計画の策定→(6ヶ月)→個別支援計画の見直し
入所初回は半年間、まずはご自身で決めた通所ペースで安定した通所を行う事を目標としています。
環境変化によるストレスやプレッシャーがかかる時期ですので、注意を払いながら安定した生活を送り、ご自宅外でのご自身の場所としてライフワークの一部になるということが目標です。
そこから徐々に目標設定を繰り返し、より明るく活き活きと生活し、社会参加へのモチベーションの向上、精神面の安定などを図ります。
四季を通じて精神面の変化を知る必要もあり、この機関は早くて一年~二年ほどを想定しています。
第二ステップ
モチベーションの向上・精神面の安定・技術の向上
就労への障壁は個人によってさまざまです。モチベーションが上がらない、勇気が出ない、作業スピードが遅い、細かい作業が苦手、精神面に波があるなど、ご本人の考える問題と、次のステップへの課題を総合的に判断しながら、その目標がクリアできてきた後、本格的な就労への準備期間に入ります。
まずはより具体的なご希望を伺い、具体的な目標設定を行います。そして個別支援計画として職員がお手伝い、アドバイスなどをさせていただきます。当然このステップへ至る時期はご本人の意思が最優先されますが、事業所からお勧めさせていただく事もあります。このステップの機関は概ね半年から一年を想定しております。
第三ステップ
週5日×4時間参加が安定→A型移行支援・就労
いよいよ最終調整の期間となります。希望する就労形態により就業時間は異なりますので、ご希望をうかがった後にその時間で三ヶ月やくだちに通所できるか、休憩時間などを守れるかを試します。このステップではご希望により、履歴書の書き方や面接の練習なども行っております。その他に就業・生活支援センター様や ハローワーク様を利用したいというご希望がおありでしたら、必要に応じて職員が同行させていただきます。ご希望の業種、お店などからご希望の就労先への面接などを行い、晴れて就労へ卒業するステップアップとなります。障害福祉サービスには、当事業所のような就労継続支援B型のほかに、さらに一般就労に近い形の就労継続支援A型事務所や、訓練色の強い就労移行支援事業所などがありますので、ご希望や状況により、一般就労の前のステップとして、ご提案させていただく事もあります。
第四ステップ
定着支援
アルバイトや就職をされた後、何か問題が起こったらどうしよう、悩みが出来たらどうしよう。そういった不安は尽きないと思います。
当然ながらやくだちでは、ご利用者の方が退所された後にお付き合いが無くなるといったことはありません。
相談窓口として他機関などを利用されている場合の優先順位はありますが、やくだちではいつでもオープンな体制であなたのご支援をさせていただきます。